黒羽の杜

生まれも育ちも全く関係のない北関東に落ち延びた、とある漢の趣味のBlogです。

色虫...?

こんばんは。

昨日今日と、降雪情報が相次いていますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
私は車のワイパー上げ、エアコン室外機の雪ガードを済ませたところです。

幸いブリードルームの温度管理に支障は出ていませんので、
新たにこの虫のセットを組んでみました。

 

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いきなり交尾画像で申し訳ありません。
残念ながら、個別撮りを失念...

ムナコブクワガタです。
この虫はとても不思議...
羽化後暫くして後食を始め、それからまた暫く成熟させて...
といった過程を必要としません。
シルエットは小さく、ボテッとしたニジイロ、キンイロのようですが、
がっつりとゼリーを食べることを観察できないのです。

ではどうするのかというと、羽化後動き回るようになったら、
そのまま産卵セットに入れればよいのです。

13年ほど前に飼育していたときは、待てど暮らせど後食を確認できず、
仕方なく産卵セットを組み、たった2匹の幼虫が採れただけでした。
今思えば、「まだかなぁ...」と待機していたその期間は、
平均的な羽化後の寿命(半年ほど)そのものでした。

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20-30mmほどの小さな体ですが、見かけによらず潜るのはとても得意な虫です。
微毛が生えており濡れると黒くなりますが、体表が乾くとこの色になります。
ちなみに上が♀、下が♂(大アゴ内側に明瞭な毛束がある)です。

セットはシーラケース様のコバエシャッター中ケースに、
フォーテック様の産卵一番を、メーカー参考値(5Lに300mL)より少し多めに加水し、
7分目ほどのところまでガチ詰め+8分目ほどのところまでフワっと被せ、
その上に転倒防止材として鉢底ネットと水苔をトッピングしたものです。

がっつり数回交尾していることを確認していましたが、とりあえずペア投入しました。