黒羽の杜

生まれも育ちも全く関係のない北関東に落ち延びた、とある漢の趣味のBlogです。

ゴー☆ジャス

こんばんは。

金属光沢が美しいメタリフェル。
ミヤマクワガタに近いグループで、インドネシアの島々に生息しています。
全部で7亜種存在しますが、
現在も飼育しているのはサンギレンシスのみです。

原名亜種、フィナエのように90mmに達するようなサイズにはなりませんが、
最も光沢が強く美しいので気に入っています。

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インドネシア サンギール島 タフナ産 CBF7 ♂59mm
特別なことは何もせず、普通に飼育していると、
このくらいか、もう少し大きいサイズに落ち着くかと。

まれにサンギール諸島 タフナ島産と表記されている場合がありますが、
最も大きいサンギール島(サンギヘ島)にタフナ(サンギヘ諸島県の首都)があり、
それが該当します。
→タフナ島という島が存在するわけではないようです。

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同個体、真上より。

赤みが強いものと、このようにゴールドの強いものがいます。

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♀27mm
小さいですが、平均的なサイズです。
非力に見えて、意外とグリップ力があるんですよ。

♀については、赤から赤褐色といったところです。
この姿を見ていると、ほんのりミヤマクワガタの面影が...あるような...

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羽化後2ヶ月でペアリング。早い...

♂は大アゴがとても長いため、
昆虫ゼリーを開封してそのまま与えても、上手に食べることができません。
そのため、カップごと1/4にカットして与えています。

細長い脚をしていますが、これは細い枝先、花の茎にとまって吸汁するためです。
そのためケースにマットを敷いただけのオーソドックスな方式では、
動き回ると頻繁にひっくり返ってしまいます。
カットした鉢底ネットなど、転倒防止材をしっかりと入れてやることも大切です。

見た目によらず幼虫期間、成熟までの期間が短いです。
早ければ半年ほどで羽化し、1ヶ月ほどで後食(羽化後最初の摂食)、
2ヶ月ほどでベストなコンディションに仕上がります。

♀は全部で3匹おり、ペアリングが済んだのは画像の1♀のみ。
順次済ませ、産卵セットへ投入予定です。