インド産ツヤカブト
こんばんは。
今回は一風変わったカブトをご紹介します。
2018年、当初カナモリカブトとして入荷した♀の子孫です。
この虫に関しては実際に入手するまで、入荷の経緯すら知りませんでした。
ツヤカブトの名の通り、前翅の光沢が強いです。
しかし、累代を進めてもタイ産などのように大きな個体が出た、
という話も聞きません。
現在は単なるツヤカブトとなっていますが、
いずれ新亜種となるのではないでしょうか。
胸角を見ると基部から先に行くに従って明らかに幅が広くなっており、
体の横幅が広く、ガッシリしていますね。
赤みを帯びた個体が出ないのかも気になります。
日本本土亜種(Trypoxylus dichotomus septentrionalis)に見られる、
前胸背板のY字の深い溝はなく、オキナワカブトのように痕跡程度なのですが、
無毛ではないものの光沢があり、上翅のフサフサ感がありません。
沢山幼虫が採れておりますので、今後も大切に維持していきます。